「飲みニュケーション」が廃れそうな3つの理由

※ この日記もだいたいmixiに先に書いたのと同じです

僕は1行プロフィールにあるとおり、東京でいわゆる「業界紙」に勤めているのですが、自分の知っている限りの周囲の状況からみると、「飲みニュケーション」は廃れる方向になると思います。

理由は以下の通り。

1)皆さん半端なく忙しい

特にここ2〜3年、皆さん、ほんと夜に電話がつながるようになってきました。20時はデフォルト、22時くらいでも半数くらいは行けそうです。で、電話を掛ける自分も仕事してるし(^_^;)

これでは飲んでいる時間(19〜21時くらい?)が捻出できませんね(^^;)。実際、自分自身も「どうしても出ないと後が差し障る飲み会の後に仕事」というケースはいくらでもあります。

※ 自分自身は遺伝的な「アルコール不耐性」(下戸;ALDH2欠損型+ADH1B高活性型の「顔に出るし、鍛えても強くならないタイプ」)なので、仕事のことを考えるとビールで乾杯すらもホントはマズイ。


2)働き方の多様性に対応できない

この日記でも何回か取り上げているLammyさんのブログ(http://lammy.cocolog-nifty.com/)を読んでて思ったのですが、「忙しい」には、もう1種類あって、「家族の世話」で忙しいというケースがあります。

それこそ10年くらい前までは、勤めている人=飲みニュケーションに参加する人=家庭の仕事に追われていない(放棄?)男性 という図式がほぼ成り立っていたと思うのですが、今現在、その図式は成立しないと言ってもいいでしょう。

実際、「育児」に関わる人は、飲みニュケーションには少なくとも数年間は参加できないと思いますし、これから増えると思うのは「介護」に関わる人であります。

育児でしたら、例外を除けば2人合わせて10年+α程度で解放?されると思うのですが、介護は(非常にキツイ言葉ですが)「終わり」が見えません。自分の親族で20年というケースがありましたが、この場合ですと、職業人生の少なくとも半分以上は「飲みニュケーション」からは外れますね。

そういった立場の人にとっては、飲みニュケーションに関わる時間は「ない」、少なくとも「勿体ない」のであります。

もう一つの問題は、同じ職場で働いていても「派遣社員」「(有期)契約社員」「正社員」の給与階層があって、あるていど強制力のある部署単位の「飲みニュケーション」の場合、「割り勘」にするのは却って非合理なケースが発生することです。

まあこれは幹事が気を遣えば解決するのかもしれませんが、逆に「負担金額を給料別にする」というのも却っていやらしいのかも。

このように「同じ職場の人たち」の置かれている状況が多様化するにつれ「飲みニュケーション」は要求する方が間違っているということになるのではないでしょうか。


3)クルマ社会では結構難しい

群馬県のお客さんにお邪魔したとき、あまりにも駐車場が大きいのにビックリして「飲み会とかどうしてるのですか」と聞いたところ、「基本的には定例的なモノを予告して行う。以前は運転代行を頼むことも多かったが、費用がかかりすぎるため、(景気が悪い最近では)あまり使わなくなった」ということでした。

※ 文字に出来ない解決策もあったらしい(^^;)

たしかに、飲み会の度に自己負担で飲み会代+数千円(下手すると万単位)が飛んでいくのでは、毎週飲み会があったらとても生活できませんね。

以上、「飲みニュケーション」が廃れると思う理由でした。
「飲みニュケーション」についての、個人的な対応の話は次の日記に稿を改めますね。