ステーキとガソリンはどっちが高カロリー?〜『今この世界を生きているあなたのためのサイエンス』
最近寝る前に何度も読んでるのがこの本。
「サイエンス」とタイトルにありますが、内容は「物理学」です(原題にもちゃんと"physics"とあります)。
ただ「物理」といっても難解な数式は一切出てきません!
もともとカリフォルニア大学バークレー校の「文系学生用」の講義録なので、「サイエンス」といってもややこい話はないです。
ネタも
- なんでアルカイダは炭疽菌テロに失敗したのか
- 911でビルが崩れたのはジェット機突入の衝撃のせいなのか
- ソーラーカーはいつ実用化できるのか
- 原爆は高校生でも作れるのか
- チェルノブイリ事故で、がん患者は何人増えたのか
- 「安全な原発」は実現可能なのか
……など、きわめて身近(というか実際的な)内容です。
実は、一番びっくりしたネタは、
- なぜダイエットの近道は「食べる量を減らすこと」なのか
を物理学的に(!)解説していることなんですけどね(笑)。
なにせ、同じ重量ベースで、ステーキはガソリンのおよそ1/4もエネルギーが出るんだそうです。
クルマと違って、たかだか、0.数馬力しか出せない(というか、これをフルに使う肉体労働の人も、日本では多くないはず)人間様が、毎日ステーキを食べた日には……ということです^^;